当院の歯周病治療

当院で歯周病治療を担当しているのは、25年以上（※）の治療経験を持つ院長です。

歯周病治療は、歯石の除去など、保険診療を中心に行っております。

こだわりは、治療を開始する前に十分な歯周病検査を行い、その結果に基づいて歯周病を改善させていく「歯周基本治療」をしっかりご提供している点です。

当院では、一般的なエビデンスを基盤にオリジナルの手法を加え、効果のある治療を実践しています。

その効果を最大限に発揮するため、検査結果をもとに計画を立案し、患者さまに治療の内容や流れをご理解いただくことを重視しています。やみくもに歯石の除去などを行うのではなく、綿密な計画を立てた上での治療が重要だと考えているからです。

歯周病は、重症化してしまうと、歯を抜かずに症状を改善させるのが難しくなる病気です。そのため、歯科医院に通院していてもなかなか改善しなかったり、「歯を抜くしかない」と言われてしまったりする患者さまも少なくありません。

しかし、当院では重症化した歯周病に苦しんでいる方へ「歯周外科治療」をご提供できます。歯周外科治療は、その名の通り、外科的な処置で歯周病の改善を目指すものです。

私どもは、歯周外科治療のうちの一つ「歯肉弁根尖側移動術（しにくべんこんせんそくいどうじゅつ：APF）」を、年間130本行っています（※）。豊富な経験と実績を持つ当院なら、こうした診療も可能です。

歯周病治療のために通院しているのになかなか改善しない方、歯を抜かなければならないと言われてしまった方も、気軽にご相談ください。

※2023年現在

歯周病が重症化すると、歯周基本治療だけでの改善は難しくなってしまいます。そうしたケースは歯周外科治療に移行することも。

歯周病治療の際、なるべく痛みを感じさせない、痛みの少ない治療を行っています。塗るタイプの表面麻酔を歯ぐきに使用している上、電動注射器で麻酔液を注入します。電動式の注射器で注入速度を一定に保てば、痛みを感じにくくなるからです。麻酔液を入れるときは、お体への刺激を減らしてさらに痛みを抑えられるよう、ゆっくりと時間をかけて少しずつ進めています。

低濃度の笑気ガスを鼻から吸い込んで不安感やストレスを軽減する「笑気麻酔」を導入しています。

笑気ガスには、気持ちをリラックスさせて痛みを感じにくくする作用があります。また、反射的に吐いてしまう嘔吐反射を和らげる効果も。ガスの吸入を止めた後はスムーズに体外へ排出されますので、麻酔からの回復が早い点もメリットです。

歯科に対して恐怖心を抱いていらっしゃる方にも、落ち着いて治療を受けていただけます。恐怖心が強く痛みを感じやすい方に対し、この笑気麻酔をご提案しています。希望される方は気軽にご相談ください。

私どもは「歯周組織再生療法（ししゅうそしきさいせいりょうほう）」のご提供が可能です。この治療法なら、歯周病が重症化した方でも、歯を抜かずに治療できる可能性があります。

歯周組織再生療法は、その名の通り、歯を支えている歯周組織である歯ぐきやあごの骨を再生する治療方法です。当院では「リグロス」という薬剤を使った再生療法を行っています。

歯周病治療で通院しているのになかなか改善しない、歯を抜かなければならないと言われてしまった…こうした悩みをお抱えの方は、どうぞ気兼ねなくご相談ください。

歯周病の原因は、歯や歯周ポケット（歯と歯ぐきの間の溝）に付着した歯石やプラークです。歯周病の治療は、歯石やプラークを取り除くことが重要。これらの除去は歯科衛生士が担当しています。

当院では、お一人おひとりに担当の歯科衛生士をおつけし、歯周病治療を行っています。複数回にわたって歯石やプラークを除去しますが、この施術を毎回同じ衛生士が担当するのが特徴です。そのため、お口の中の変化に気づきやすく、きめ細やかなケアを行えます。

担当する歯科衛生士は、経験10年（※）の者をはじめ、経験豊富なスタッフがそろっています。だからこそ、それぞれの患者さまのお口の状態に合わせたケアが可能なのです。

歯石やプラークの除去以外にも、ご家庭での歯磨き方法を指導しており、こちらも担当の歯科衛生士が行っています。一般の歯科医院では実施しないレベルの、効果的な歯ブラシ指導が可能です。患者さまには「歯頚部刷掃法（しけいぶさっそうほう）」という歯ブラシ法などをマスターしていただき、歯周病の完治を目指します。

※2023年現在